
9月24日(木)、立命館大学の産業社会学部杉本ゼミ・斎藤ゼミの皆さん(22名)が、福知山市の脱炭素施策に関するヒアリングにいらっしゃいました。
脱炭素を「環境政策」だけでなく「地域政策」として
はじめに、福知山市エネルギー・環境戦略課から、市が進める脱炭素の取り組みについて説明しました。
福知山市では、地域脱炭素を単なる環境政策ではなく、地域の産業や暮らしを持続可能なものにしていくための「産業政策」「地域政策」として捉えています。
2026年2月には、環境省の「脱炭素先行地域」に選定され、今年度から本格的な地域課題解決につながる脱炭素の取り組みをスタートしています。脱炭素先行地域の事業内容に加え、まずは地域の皆さんに取り組みを知っていただき、安心して参画いただける関係を築くことを最優先に進めていることを学生の皆さんに紹介しました。
学生の皆さんにとって、脱炭素を環境面だけでなく、地域経済やまちづくり、地域の人々との関係づくりという幅広い視点から考えるきっかけとなれば幸いです。

スポーツを通じた地域づくりを学ぶ
続いて、福知山ユナイテッドの皆さんから、クラブが進める取り組みについてお話しいただきました。
https://fukuchiyama-united.club/
福知山ユナイテッドが掲げるミッション・ビジョン・バリューを軸に、これまでどのような思いで活動してきたのか、そして、これからどのような地域を目指していくのかを紹介していただきました。
また、スポーツを通じて子どもたちの選択肢を広げ、地域に新たな挑戦や応援が生まれる環境づくりに取り組んでいることについてもお話しいただきました。
学生の皆さんには、スポーツクラブが競技の場を提供するだけでなく、地域課題の解決やまちづくりにも関わっていることを知っていただく機会となりました。
さらに、たんたんエナジーと福知山ユナイテッドの両方で働く加藤さんから、福知山市への移住を決めた理由や、地域の複数の団体に関わりながら働く現在の働き方についてお話しいただきました。

再生可能エネルギー設備を現地で見学
活動紹介の後は、三段池SPORTS PARK内に設置されている太陽光発電設備や蓄電池、テニスコートベンチの「ソーラーシェルター」などを見学しました。
現地では、これらの設備がCO₂排出量の削減に役立つだけでなく、災害などによる停電時の電力確保や熱中症対策にも活用できることを説明しました。
脱炭素の取り組みが、環境を守るだけでなく、地域に暮らす人々の安心や安全にもつながっていることを感じていただく機会となりました。

地域の皆さんとの対話を大切に
今回のプログラムが、学生の皆さんにとって、福知山市の脱炭素の取り組みや、それを支える行政、企業、地域団体などの多様なプレーヤーについて学びを深めるきっかけとなれば幸いです。
地域脱炭素は、設備を導入するだけでは実現できません。地域に暮らす人や活動する団体が取り組みの目的や意義を共有し、それぞれの立場から関わっていくことが大切です。
福知山市は、これからも地域の皆さんとの対話を第一に、一人でも多くの方に取り組みを知っていただき、安心して本プロジェクトに関わっていただけるよう、丁寧に取り組みを進めてまいります。